2025しあわせ信州部門 大賞「田楽座」

名称

田楽座

事業者名

有限会社田楽座(伊那市)

田楽座 について

【プロフィール】

1964年に長野県伊那市で創立し、2024年に創立60周年を迎えました。日本各地の祭り芸能の現地に赴き、直接習い覚え、「健康で明るく底抜けに楽しい」舞台を創作・発信し続けています。2014年には伊那市より「教育文化功労」を受賞しました。

「人から人へ受け継がれてきた祭りの技・知恵・想いを未来へ伝え続ける」ため、舞台活動のほか、和太鼓などの伝統芸能ワークショップや、親子で祭り芸能や伝統文化にふれるイベントも企画・運営しています。また、各地の祭り芸能をヒントに創作したお囃子曲は30曲を超え、日本のみならず世界中の和太鼓愛好家に演奏されています。私たちは常に時代に生きる人々に届けられるよう、変化し続けています。

【永年にわたり発展継続している事業・製品・サービス】

1964年の創立当初は地域の方の家に間借りし、神社の境内や公民館で稽古を重ね、市内や県内で公演を行っていました。代表は4代目となり、現在は伊那市に稽古場と事務所を構え、若手も次々と加わっています。
公演地は関東から近畿、九州、さらには海外にも広がり、年間約1万人の方に観ていただけるようになりました。伝統文化の公演でありながら、若い家族層や小中高校生なども多く、三世代で訪れる方もいます。地域に根ざし、時代に合わせて表現を変化・発展させてきたことが、60年の継続につながりました。

【志向性】

祭り芸能を演じる上で大切にしていることは3つあります。
①【田】の精神「ふるさとに根ざした本物の芸能」。現地で直接習い、魅力の核心を損なわない“本物”を目指しています。
②【楽】の精神「底抜けに楽しい」。現代に生きる人が気軽に楽しめるよう、笑いやユーモア、時に現代的表現を取り入れて舞台を創り続けています。
③【座】の精神「チームワーク」。個性豊かな仲間が力を合わせて生み出すエネルギーと、共に生きる希望をお客様へ届けています。

【表現性】

田・楽・座の精神や「技・知恵・想い」を具現化するため、マークやロゴのリデザインに取り組みました。
個性豊かで力強く、安心感と安定感が伝わるよう工夫を重ねています。舞台では、芸能が持つ独特の雰囲気や間、リズムの訛りといった【技】、他者と共に暮らし力を結束するための【知恵】、そして演者の自己表現にとどまらず、自然への畏怖や尊重、豊作への祈り、人への思いやりなど、先人たちが大切にしてきた【想い】を表現しています。

【情報伝達性】

舞台からの発信を中心とする私たちですが、月刊の新聞発行から始まり、現在はInstagram・LINE・YouTubeなどSNSで約6,000人に情報を届けています。
SNS発信の力もあり、コロナ禍でのクラウドファンディングや継続支援プロジェクトでは、約400人の応援により500万円を超える支援が集まりました。
近年は他の表現団体とのコラボ企画、外務省「地方を世界へプロジェクト」での大臣との車座対談、地元中学校でのキャリア教育など、これまで出会えなかった幅広い世代にも届け続けています。

【地域性】

「伊那節」をはじめ多彩な芸能や地域文化が残る伊那市で60年間活動を続け、祭り芸能の魅力を伝えてきたことが評価され、創立50周年の2014年に伊那市「教育文化功労」を受賞しました。
現在は「伊那節保存継承事業」として、小学校や保育園での伊那節踊りワークショップ、中心市街地での盆踊りイベントなどを担っています。また、市内外の貴重な伝統芸能や文化を子どもたちに伝える機会も多く創出しています。今後も多様な業種と連携し、現代の暮らしの中に伝統文化を届けていきます。

【継続発展性】

広報物や衣裳の外部デザイナーとの共作、元メンバーによる人材サポート、他団体やソロ演奏家とのジョイント企画、異分野とのコラボなど、時代に合わせ活動の幅を広げたことで、関係人口や新たな顧客との接点が増え続けています。
一方で和太鼓人口の増加により新曲創作の依頼が増える中、全国の郷土芸能の継承が危ぶまれる現状もあります。芸能の専門的な実演集団であり、新たな曲を生み出すアーティストでもある田楽座の重要性は高まっています。
伝統の深さと現代的柔軟性を両立させ、文化・社会・経済へ貢献しながら発展を続けていきます。

分類

しあわせ信州部門

PAGE TOP