

名称
木工クラフト「もっくら」
事業者名
フォレストライフ協同組合(上田市)
木工クラフト「もっくら」について
【プロフィール】
2023年ウッドチェンジ事業として、 長野県産木材の新しい有効利用を目的に開発されたブランドです。
信州の認証森林カラマツ材を素材とした、木の小さなブロックをネジで自由に組み立てる工作キット。
その製作 ・販売 ・情報発信や教育現場への素材提供をしています。
児童が楽しみながら自然や環境 ・循環型社会を学べるツールとして県内外において反響をいただき、各地において協力しています。
各地イベントでの紹介や体験会を通じて多くの方に長野県の森林資源の良さを発信し、子供は勿論そのご家族をふくめ、循環型資源である森林資源に触れる機会を提供し、楽しんでいただいています。
【循環型社会実現に貢献する 事業 ・製品 ・サービス】
信州の森林資源を有効活用することで、植樹活動と並行して継続可能な自然資源の保護活動に貢献しています。
その大切さを、商品を通じて広く県民 ・消費者の皆様へお伝えすることで、認識 ・財源の部分で社会全体として守ってゆけるよう、有効に利用していけるよう、考えていく機会の一助として有効な商品であると考えます。
商品としては素材サイズが小さなことで、これまで端材として破棄されてしまうような部位においても利用が可能となり、産業廃棄物の排出低減を可能としました。
また、認証森林木材の利用により、県内地域の持続可能な森林環境の維持活動に寄与しています。
それらを一般の多くの県民に伝えることのできる、これまでに無かったツールであると考えています。
【志向性】
これまでの長野県産木材の多くの使い道は、土木用 ・建築用 ・建材用とされてきました。
使用量は多いものの、一般消費者の目に触れる機会は多くなく、その認識は低いままでした。
工作キットもっくらは、その対象を児童およびそのご家族としていて、住宅やインテリアにくらべ非常に安価であることから、長野県産木材を初めて目にする多くの一般消費者へ届ける事が出来るようになりました。
若年層が楽しみながら学べることで、将来の社会意識の形成に役立つものと考えます。
また、県外においては信州産木材の認知や好意向上で、素材として全体の需要増に貢献できるようブランドイメージの向上に努めています。
【表現性】
商品コンセプトは、児童のアイデアや希望からスタートしています。
興味を引く ・遊びやすさ ・難易度(飽きない ・易しすぎない ・難しすぎない)それらのバランスを探る為に、対象となる低年齢児童家族へのモニタリングと改善を繰り返しました。現場でのアンケート調査や意見 ・提案を都度反映させて、多くの方
に楽しんでもらえる商品となりました。また、 商品の内包物やパッケージデザインなどは児童の母親年代の感性を採用し、家族で好んでもらえるデザインイメージを採用しました。
イベント出展機会は環境系 ・SDGs系に呼ばれることも多く、老若男女 ご家族連れを対象に、情報発信と絡めた体験を数多く実践しています。
【情報伝達性】
商品の物販 ・流通の他 招待を受けたイベントへ年間十数回参加しています。
工作体験として30~80組/1回 のご家族と接しています。
事業開始から1年半で500名以上の児童、ご家族を含めると述べ 1,000 名を超える皆さんと直接の対面にて
体験していただいています。
「これは長野県の木なんだよ」「初めて見た」「きれいな模様だね」「これ使うと森がきれいになるよ」
都度 会話を交えた体験を行い、 ほぼすべての参加者に「楽しかった」の言葉をもらっています。
立ち寄る皆さんには、インスタグラム ・オンラインショップの案内を配布しています。
また、行政依頼 ・商業施設依頼など集客効果に貢献しながら、より多くの情報発信が叶うように協力活動をしています。
【地域性】
地域資源を素材とすることで商品の付加価値とする一方で、商品の人気により地域資源(長野県産認証カラマツ木材)のブランド化を目指し協力しています。
一般消費者を対象とした場合、現状で最も有効ともいえる商品と考えますので、県内外において広くPRを続け、県産木材資源のブランド化の先陣を走りたいと考えています。
県民への認知向上による地元資源への誇りを伝えると共に、県外全国へ向けては長野県産森林資源の良さを広くPR し、その先に国産森林資源全体としての有効性 ・必要性 ・保全性へ役立てる事を目的に情報発信しています。
【継続発展性】
商品の流通においては全国に向けたwab 販売だけでなく、各地実店舗への陳列による、素材感の確認と認知向上を目指しています。また、物販販売の利益向上のみに囚われず、商品及び長野県産木材のブランド向上を目的とした「体験実践の場」「長野県産木材と触れられる場」への積極的な参加を継続していきます。
本年から実験的に始まった学校教育現場での環境講話 ・地産地消講話+工作体験の取り組みを、行政 ・報道機関との協力 ・協業の上で拡大 ・継続していく想いでいます。
持続可能な社会の実現 地球環境への配慮 子供達への情操教育 それらへの協力 ・補助に適した商品として継続的な協力活動と情報発信を続けていきます。
分類
しあわせ信州部門