名称
爆裂シナノポップ
事業者名
株式会社デイトナインターナショナル(東京都)
特定非営利活動法人シナノソイル(長野市)
爆裂シナノポップについて
【プロフィール】
NPO法人シナノソイルでは2021年から長野県内の大学生や Z 世代の若者達と共に県内の耕作放棄地を活用し、松代や須坂市の直営農場でポップコーンを栽培してきました。
その取り組みに当初から賛同いただき、協業・共創していただいている東京のアパレル大手企業の株式会社デイトナインターナショナルと共にその信州産ポップコーンを素材とした商品開発・首都圏での販路開拓を進めてまいりました。
取り組みの中でデイトナインターナショナルの運営するフリークスストア長野店の軒先で農産物マルシェも開催しております。その取り組みの中で消費者のお声や大学生のアイデアから生まれたブランドが「爆裂シナノポップ」です。
【共創によるイノベーションが生み出した事業・製品・サービス】
「NPO 法人」×「大学生」×「大手アパレル企業」
NPO 法人シナノソイルでは県内の農家とのネットワークを持ち、農産物の栽培方法はもちろんその土地土地の課題となっている耕作放棄地の情報や農家の抱える悩みを収集しております。
その土壌に異業種の若者や県内大学生達が集まることで地域課題をビジネスチャンスに変えられないかというアイデアを日々探究しています。その中で出てきた「県産ポップコーンの栽培」は共創相手となるデイトナインターナショナルが既に創り上げているアメリカのファッションカルチャーと首都圏の若年層をコアとする顧客層とマッチし、既にある販路に対しての明確な商品デザインやブランディングをお任せすることで共創シナジーを生み出しております。
【志向性】
ブランド名「爆裂シナノポップ」
まず認知を広げる為にデイトナインターナショナルが既に抱えている顧客様「情報拡散力が高く」「ファッションや食に関心が高い」首都圏の若年層に向け、インパクトと共に印象に残る名称「爆裂」と信州産を強調する「シナノ」、気軽に手にとってホームパーティなどで家庭に持ち込める「ポップ」を組み合わせました。
店頭に並んだ時に他のアパレル品や商材に埋もれないカラーリングである特殊色の黄色や緑色を活用し、長野の自然や畑もイメージできるかつパッと見て手に取りたくなるデザイン性にもこだわってブランド作り、アイテム作りをしてまいりました。
【表現性】
意外性のある意匠と商品展開、都内で活躍中のデザイナーの起用
爆裂シナノポップではポップコーン丸ごと1本売りの商品企画により、農園直送のダイナミックさと、そのまま電子レンジで調理できるという気軽さを併せ持った商品となっています。
それによって一人暮らしでも電子レンジがあれば商品購入後にすぐに食べることができる仕様となっています。また、上記素材そのままの商品展開の他にもポップコーンの虫食いなどで1本規格では販売できない規格外品を活用したポップコーンクラフトビールも開発販売したしました。いずれも今の若年層の興味関心に引っ掛かる新たな農業と食のイメージづくりを展開しております。
【情報伝達性】
フリークスストアが展開する自社メディアやリアル店舗を巻き込んだ情報発信
デイトナインターナショナルが運営するオウンドメディアは月間平均 PV 数が426万人、メルマガ登録者数は55万人と非常に大きな影響力を持つ媒体であり、ファッション以外にもローカル地域でのサステナブルな活動に共感するユーザー様が常に情報を求めている環境にあります。
ポップコーンの本ブランドの取り組みも上記媒体を経由し既に多くのメディアや長野のメディアにも取り上げていただき、マスメディアを通じた情報発信でターゲット層にリーチしております。またそれだけではなく、フリークスストアなどのリアル店舗での定例開催の農産物マルシェ「シーソーマケット」を通じて地元の野菜を買っていただ方々にも本ブランドの活動や広報を展開しております。
【地域性】
我々は地域資源を「未活用の耕作放棄地(場所)」「県外から在学している学生(人)」「そこで生み出される新素材(モノ)」と定義付けし、日々ポップコーン作物の栽培に励んでいます。
そこから栽培され、商品化された魅力あるブランド「爆裂シナノポップ」を首都圏の若年層に向けての発信から始まり、次のステップとして直営農場での「収穫祭」等のコンテンツ企画をすることで実際にここ長野の現場に来ていただくことで、長野の自然環境の素晴らしさや地元で活動する人との新たな出会い繋がりを深めていく事が⼀番の地域の魅力を感じてもらえる関係人口の増加策と考えています。
また、地元小学生や中高生、農業大学校の皆様へのポップコーンブランドや一連の活動の啓蒙活動を実施し、これから先、経済の中心を担う世代にも認知を広げています。
【継続発展性】
ブランド価値と認知を更に向上させる為、現在進行の新たな共創が以下3点になります。
①地元有名企業様との共創:八幡屋礒五郎様と今後連携し、「爆裂ポップコーン」のオリジナルフレーバーの共同開発、展望として更なる連携を深めるため、我々の開拓する耕作放棄地での唐辛子や山椒の栽培を進めていきます。それにより県内外の礒五郎ファンの皆様にも本ブランドの認知向上を狙います。
②首都圏映画館様との共創:「映画館で爆裂シナノポップを食べる」という新たな文化、流れを作ることで、普通のアメリカ産の安いポップコーンを食べる以外の選択肢を付加します。それによって、長野県ポップコーンのイメージを浸透させ更なる認知を広げます。
③家庭用ポップコーンメーカー様との共創:既に生産されているマシンに共創オリジナルデザインで特別リリースをする事で全国の新たなユーザーにブランド認知向上を狙います。
分類
しあわせ信州部門