

名称
八ヶ岳生とうもろこし
事業者名
株式会社ベジパング(原村)
農園名:ハマラノーエン
八ヶ岳生とうもろこしについて
生で食べてフルーツのようにジューシー、メロンより甘い
「農業で地元を盛り上げたい」という想いから地元・原村に戻ったお幼馴染の二人が立ち上げたハマラノーエン(旧 HAMARA FARM)。
「自分たちが本当においしい、食べたいと思う野菜」を追い求めてつくりはじめたのが「八ヶ岳生とうもろこし」です。
2012 年に初めて販売されると口コミなどでも話題になり、対面販売や通販などで年々ファンを増やしていきました。現在では年間 17 万本以上出荷していますが、それでも毎年完売するほどの人気になっています。
八ヶ岳高原の気候とハマラノーエンだからできる味
標高 1,000m を超える八ヶ岳高原地帯の原村は寒暖差が大きく、夏は昼夜で 15 度以上気温差があります。この寒暖差と豊富な日照時間がとうもろこしの甘さ を生み出すのに必要不可欠な要素です。「一番おいしい瞬間」のとうもろこしを届けるために最高の食べごろを見極め、毎朝陽が昇る前に収穫を行い、採れたてのとうもろこしを専用の鮮度保持フィルムに入れて発送しています。
地域観光との連携
八ヶ岳高原を日本一美味しい「生とうもろこし」の産地として全国へ発信していくため、地元の宿泊施設、レジャー施設、飲食店など約30ヵ所で販売やメニューとして提供しています。
また、宿泊施設と連携した「生とうもろこし」の収穫体験プログラムを実施し、より感覚的に商品の価値を感じてもらえるように取り組んでいます。八ヶ岳生とうもろこしを食べたくて遊びに来るお客様が増えることで、地域の特産品として観光の活性化に寄与できると考えています。
夏の八ヶ岳高原を感じられるギフト野菜
「生で食べられるとうもろこし」を具体的な商品名「生とうもろこし」とし、また八ヶ岳高原の名称を冠した商品にすることで、八ヶ岳ブランドや美味しい生とうもろこしの産地というイメージを全国に発信できると考え、「八ヶ岳生とうもろこし」という商品名にしました。
それと共に、甘さを糖度よりも「メロンよりも甘い」というキャッチコピーにすることで、より感覚的にお客様に伝わりやすいと考えました。
夏の八ヶ岳高原の魅力が詰まったお土産になる野菜をコンセプトに、パッケージデザインやブランディングを行ってきました。
八ヶ岳高原の魅力を詰め込んだデザイン
ブランドやパッケージのデザインは、イメージをハマラノーエンの二人で考え、同じ原村出身で同級生のデザイナーに担当してもらっています。
八ヶ岳高原の美しい自然、冷涼で澄んだ空気や水、豊富な日照時間、満天の星空など、様々な魅力が育んだ商品だとお客様に感じてもらうため、デザインやパッケージングにはできる限りこだわりました。
一本一本をオリジナルの鮮度保持フィルムに入れて、専用の縦入れ箱で販売しています。
※とうもろこしは寝かすと自ら起き上がろうとして糖分をエネルギーとして消費してしまうため。
今年から産地をより近くで感じてもらえるよう、とうもろこし畑の中に工事現場の足場などで用いられる単管システムを国産の木材に置き換えて開発された「モクタンカン」で八ヶ岳高原の自然と調和する販売所を作りました。
参照:https://straightpress.jp/20220721/725336
無駄のない持続化可能な農業を目指して
私たちは常に高品質な商品を出荷し続けるために、一番果のみを商品として販売しています。
そして、二番果や規格外品も無駄なく再利用したいと考え、それらをスープやパン、スイーツなどの加工品として再利用しています。
今後、とうもろこしのヒゲはひげ茶として、実を削いだ芯は焚火の着火剤として、茎は細かく粉砕して土壌改良剤にすることで、全てを余すことなく利用する持続可能な農業を実現していきます。
これらの取組みによって私たちの目指すのは「新しい農業のカタチをデザインする」ことです。
分類
NAGANO GOOD DESIGN部門