2022しあわせ信州部門 大賞「白馬岩岳マウンテンリゾート」

名称

白馬岩岳マウンテンリゾート

事業者名

株式会社岩岳リゾート(白馬村)

白馬岩岳マウンテンリゾートについて

【プロフィール】

白馬岩岳マウンテンリゾートは白馬村にある岩茸山と麓エリアを合わせた観光・レジャー施設です。ゴンドラリフト 1 本で着く山頂エリアからは北アルプスのパノラマ風景や白馬村の街並みなど 360°の景観を望めるほか、国内でも著名なカフェがあり、乗馬や絶景ブランコ、マウンテンカートなどのアクティビティも充実しています。

ブランド名称は 2018 年につけられ、様々な課題やお客様のニーズにこたえる「オールシーズンマウンテンリゾート」を目指して、年々新規取り組みを行い、2021 年グリーンシーズンにはスキー場では珍しくウィンターシーズンの来場者数を超え、2022 年は更にそれを上回る予定です。

【地域再生・活性化に寄与する 製品、サービス】

白馬エリアには 10 のスキー場があり、冬はスキー・スノーボードの利用者でにぎわっていたものの、グリーンシーズン(春~秋)は登山を中心とした比較的小さなマーケットの層が来訪されていました。

国内スキー人口の減少、少子高齢化、小雪が続く異常気象、感染症の流行などで冬季のスキー場営業、エリア全体の観光業が惰弱し、経営が不安定となっているなか、当リゾートでは「オールシーズン(通年)」を通しての地域の魅力化を図るため 2018 年開業の「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」を皮切りに取り組み、2021 年にはグリーンシーズンの来場者数が冬季シーズンを超え、地域へのお客様の流れを通年化し、宿泊施設や土産店、飲食店への経済効果の増加にも寄与しています。

【志向性】

四季折々、天候や見るタイミングによって変わる圧倒的な北アルプスの風景を活かして、「他にないもの」「当地ならではのもの」「非日常を提供すること」にこだわったリゾート空間を作っています。

“スキー場”ではなく“マウンテンリゾート(スノーリゾート)”を目指して、多種多様なお客様にニーズに応えるため、ペット連れ、アクティビティ愛好家、ワーケーションなど、様々な過ごし方を快適に楽しんでいただける取り組みを続けています。

【表現性】

絶景カフェ&テラス「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」は北海道の設計会社にデザインを委託し、景色の邪魔をしない色合いや、テラスに入る前の桟橋から一瞬景色が限定されてテラスに抜けた瞬間に北アルプスが眼前に飛び込んでくるような設計手法により、景色をより楽しんでいただけるテラスとなりました。

また、ホームページはテラス誕生のタイミングで現在のサイトにリニューアル。当リゾートに関する制作物等のクリエイティブを一つのデザイン会社に委託することにより、景色等の写真が際立つ白黒を基調としたシンプルなトンマナに統一させ、イメージの固定化を図りました。

【情報伝達性】

新規取り組みに関してはほぼ全てをプレスリリースにて広く告知し、メディアへのアプローチを行い、媒体露出を最大限化しています。

また、全国テレビキー局を含めたメディア取材を積極的に受け入れるとともに、長野県内を中心に民放テレビCMを実施しました。インフルエンサーも定期的に招待し、インスタグラムを中心としてSNSでブランドの魅力を幅広い年齢層に訴求しました。

【地域性】

最大の地域資源である“北アルプスからの眺望”を活かしたリゾート施設を白馬岩岳山頂で運営し、グリーンシーズンの来場者数は年々過去最高を記録しています。

こうしたスキー場内での取り組みと合わせて、地域の街並み整備、民宿のリノベーションによる新しい宿泊施設の提供、など、地元地域と協働して取り組み、地域の活性化、魅力化にも寄与しております。

【継続発展性】

新規取り組みを年々行う中で、新しい施設の開業など建築等を伴い、最小限ながら自然に手を加えることもありつつも、リゾート内では再生可能エネルギーでの索道運行やペットボトルの販売廃止、地産地消をコンセプトしたレストランメニュー提供、廃材を使った内装を DIY にて行い、開発と同時に SDGs の取り組みにも努めています。

将来的には、既存索道施設の更新として 2024 年冬にゴンドラリフトの架け替えが決定しており、今後はその他リフトの更新や様々なニーズに応えるため高級ホテルの誘致などを行う予定です。

当リゾートが継続的にブランド価値を維持できるよう、これまで以上に積極的に新規取り組みを進め、「オールシーズンマウンテンリゾート」の構築を図ってまいります。

分類

しあわせ信州部門

PAGE TOP