名称
無双ベルト
事業者名
各務メンズベルト(飯田市)
プロフィール
各務メンズベルトは、1976年創業 信州飯田のベルト工房です。
手間をいとわない昔気質の工房として多くの一流ブランドから信頼を寄せられてきました。
数多くベルトはありますが、中でも得意としているのが、無双ベルトです。戦前からあると言われている日本独自の作りで、一般的な両サイドにミシンが縫い合わされているものと違い、表と裏に一枚の牛本革を贅沢に使用し、着用時に縫い目が見えない『無双ベルト』は職人の手作業が欠かせない高級ベルトです。
各務メンズベルトは剣先にも無駄な折り目編目を見せません。
1メートル以上の帯(革)を裏返して、中に芯材を入れ袋状に仕上げる特殊な製法で、ガマ口や足袋のように袋状をひっくり返すので『袋無双』『反し無双』とも呼ばれています。
一般的なベルトと無双ベルトの違いは、仕上がりのしなやかさ、柔らかさがあります。上質で肌触りの良さは他にはありません。
美しく上品な本製品は、大人のフォーマルに適したmade in Japanの逸品と言われています。
親子2代で受け継がれた世界にも誇れる『無双ベルト」。
伝統を守りながら新しい世代にも残していきたい日本の手仕事です。
数年前から『LICS』信州皮革産業連合を発足しました。長野県の飯田市に2軒のタンナーがある非常に革に縁のある土地柄です。1軒目のタンナー宮内産業株式会社さんからは、馬のフロントスムース革。2軒目のタンナー株式会社メルセンさんからは、地元の猟師が捕った鹿革を無双ベルトで作ってみました。どちらもベルトではあまり知られていない革です。
天然革は一枚一枚同じ物がなく傷もあります。傷があると商品にならない物が多いですが、傷も一つの個性、革の特性。と認知していただくことで革の無駄が減っていくと考えています。天然革は人工では真似できないしなやかさ、やわらかさを持っています。
これからもっと飯田市は革の町である事をアピールし、SDGsの活動にも力を入れて革の無駄をなくしていくことにも取組みたいと思います。
各務メンズベルト ホームページ http://kagami-belt.com/
分類
NAGANO GOOD DESIGN部門