2011長野県知事賞「信州上田フィルムコミッション」

名称

信州上田フィルムコミッション

事業者名

上田観光コンベンション協会(上田市)

プロフィール

大正期から昭和初期にかけて上田は養蚕業の中心地だった。これにより豊かな経済力を手にした富裕層や豪農が、当時最新の娯楽だった映画に夢中になり、地元で撮影してほしいという思いから、現在で言う所の「ロケ支援」をはじめるようになる。その後、多くの名作が上田を舞台に撮影されることになるが、世界的な蚕種・養蚕業の衰退に伴い、支援窓口は民間から市へと転換。しかし市の中でも担当課が定まらず、長きにわたり多くの課を転々とすることになる。そんな中、2001年頃に全国的に起こったフィルムコミッション設立の動きに同調する形で、上田市は、官民融合の組織・上田観光コンベンション協会の一事業として、「信州上田フィルムコミッション」を設立。現在に至る。

講評

約90年の歴史があり、ロケ地支援とご当地PRを目的とするフィルムコミッションの仕組みのさきがけ的存在として全国への波及を促した。映画やドラマなど多くのロケ地招聘活動ときめ細かい支援活動を通じ、上田を街全体「屋根のないスタジオ」として多くのロケ地を有する地域にしている(指向性)(表現性)(情報伝達性)(地域性)、地元市民向けのロケ地ツアーや保全活動の展望(継続・発展性)…などの選考基準の項目が評価されました。

分類

地域ブランド

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