名称
SINANO 〈ウォーキングポール〉
事業者名
株式会社シナノ(佐久市)
プロフィール
弊社は1919年創業。2019年に創業100周年を迎えました。
その長きにわたり常に日本のスキーポール市場をリードし、シェアNo.1を維持しながら“支える”ポール技術を磨き続けてきました。
今まで磨き続けてきた技術を活かし「登山用ポール」「高齢者用杖」「ウォーキング用ポール」を開発、スポーツ業界から介護福祉業界まで幅広く当社の商品“支える技術”を提供してきました。
お陰様で各業界において、当社のモノづくりに高い信頼とご支持をいただいております。
長年ご支持いただき積み重ねてきた「SINANOブランド」。
今後もSINANOブランドを維持しさらに積み上げていくためにも、ユーザー様に寄り添ったモノづくり、そしてオンリーワンのモノづくりを継続してまいります。
健康長寿・安心
SINANOブランドの一つ「ウォーキング用ポール」は弊社と整形外科医との連携により開発された商品であり、両手に2本の専用ポールを持つだけですぐに始められる運動であり近年愛好者が増加しています。
健康維持のための健常者向けツールであるのは勿論のこと、足腰が弱っているリハビリ患者や高齢者向けの歩行用補助ツールとしても活用されています。
健康寿命の延伸が叫ばれる中、弊社が提供する「ウォーキング用ポール」は誰もが楽しく安全に運動ができるツールとしてこれからも健康長寿に貢献いていきます。
また弊社では高齢者用杖も製造しており、国産の高品質の杖として全国百貨店等で販売しており、足腰に不安を抱える方たちに安心を提供しております。
志向性
弊社では、ポールを人や体を支えるものと捉え「ポール技術でWalkingLifeを支える」を企業理念に掲げ、スキーポールから登山用ポール、ウォーキング用ポール、高齢者用杖などの製品を有する総合ポールメーカーです。
SINANOブランドは100年にわたるスキーポールで培ったブランドであり、これからは若い頃にスキーを体験し「スキーポール」、山登りで大自然を楽しみ「登山用ポール」、健康を意識する若者から中高年「ポールウォーキング」、そしてご高齢になるまで「杖」、ユーザー様の生涯にわたり長いお付き合いをしていただけるブランドを目指します。
ウォーキングポールではREVITA(レビータ)ブランドを展開していますが、RE(復活・戻る)とVITAL(生命・生き生きとした)を掛け合わせた造語です。
表現性
「お客様に納得いただけるデザイン」をモットーに、そのニーズに応えることを目指し、あくまでもお客様目線を大切にデザインとイメージ作りを行っています。
スポーツ業界から福祉介護業界と幅広い商品群を扱う我々は、あらゆる場面・用途に応じて握り易さを考え、素材を考え、強度を考えたポール技術が強みです。
身体を支える安全設計を全てのプロダクトデザインの基本とし、デザイナーや設計・開発などのクリエイティブ部門を社内に配し内製化を強化、ブランドや商品コンセプトを深くまで共有し、ブレのないイメージやメッセージをアウトプットすると同時に、各分野で求められるデザインを時代の変化に合わせ素早く商品に盛り込んでいます。
情報伝達性
弊社はメーカーとして“ファンづくり”にこだわってきました。
自社のウェブサイトの充実はもちろん、SNSでは社員の顔が見える身近な距離を意識した情報発信を行っています。
また2015年には東京・有楽町、2018年には吉祥寺に直営店をオープンさせユーザーの生の声を吸い上げています。
またポールウォーキングの普及を図るため、協会の立ち上げや様々な体験会や講習会を日本各地で実施してきました。
社員一人一人がユーザーとの関わりを持ち交流することで、自社商品がユーザーに楽しみや健康を提供できているかを確認する機会としています。
このような一方向の情報発信だけでなく、双方向でのお客様と向き合う場を設けることが、シナノのコミュニケーションです。
地域性
スキー・ウォーキングポールは県が地域産業資源に指定しています。
弊社はそのスキーポールとウォーキングポールを製造し、業界を牽引するとともにその普及に努めてきました。
2010年、弊社も含めた14の企業、団体、医療機関などが賛同して「佐久ポールウォーキング協会」が設立され、佐久市内で様々なイベントや教室を開催して普及活動に努めてきました。
また佐久平のポールメーカー3社と「ポールdeアクティブウォーキング技術研究会」を立ち上げ、県内への普及に努め、第5回中央日本四県サミットで四県知事に体験してもらう機会までいただきました。
他県知事に体験していただくことで、県がすすめる健康長寿の魅力アップに貢献したのではないでしょうか。
継続発展性
WalkingLifeを支える我々の商品が広く普及することがブランドの維持と向上につながると考えます。
国内では直営店の数を増やしお客様サービスを充実することで、ブランド価値と認知の向上を考えております。
また健康を支える杖とウォーキングポールは海外輸出(特に東南アジア)に力を入れます。日本は高齢化が益々進みますが、ある時期をピークに少子化の影響で高齢者は減っていきます。
しかし東南アジアはこれから高齢化社会を迎えます。
国内でのブランドをしっかり確立することで、その信頼と品質を東南アジアへ展開していく計画です。
また国内では高齢者に限らず若い世代に向けたファンづくりが必要と考えています。
分類
しあわせ信州部門