名称
別所線
事業者名
上田電鉄株式会社(上田市)
プロフィール
上田市は人口約15万5千人で県の東部、千曲川中流部に位置し、長野地域と佐久地域、首都圏とを結ぶ交通網の要所となっています。
その千曲川西側に広がる塩田平を走る「上田電鉄別所線」は、1921年(大正10年)から営業を開始し、1924年(同13年)には全線開通した総延長11.6kmのローカル線です。
その路線は上田駅から始まり、沿線には、長野大学や県工科短大などの大学や企業が集積する上田リサーチパークがあるほか、生島足島神社や田園地帯を経由して別所温泉までつながります。別所線の年間利用客は約129万9千人(平成27年度)あり、地域に欠かせないインフラとなっています。
また、「丸窓電車」の愛称で親しまれていた丸い窓を持つ特徴的な車両も運行していました。
講評
地域の足としての公共交通であるだけでなく、誘客資源として周辺地域を巻き込んで様々な事業を行なっている「志向性」が高く評価されました。
個性的に仕立て上げられた電車に加えて、マニア層を取り込む細かなイメージつくりをしている「表現性」、サイトを核にして関連機関と連携した積極的な「情報伝達性」も「志向性」を向上させる効果を生み出しています。
今後も上田地域の観光資源のひとつとして存在し続ける「継続・発展性」も期待でき、地域ブランド部門賞に選定されました。
分類
地域ブランド