

名称
WOOD PYLON 「KOLMIO」
事業者名
レッドハウスファニチャー(塩尻市)
WOOD PYLON 「KOLMIO」について
【表現性】
KOLMIOは、プラスチック製カラーコーンに代わり、長野県産カラマツなどの地域材を使用し、木目や質感を生かした木製コーンです。無機質になりがちなプラスチック製とは異なり、「安全を伝える道具」でありながら空間の魅力を高め、地域課題や社会的背景を踏まえて発案された独創性の高いデザインプロダクトとして評価されています。その価値が認められ、JAPAN WOOD DESIGN AWARD 2024 優秀賞(林野庁長官賞)および SOCIAL PRODUCTS AWARD 2025(自由テーマ部門)を受賞しました。
【使用性】
折りたたみ式構造により持ち運びや収納がしやすく、誰でも簡単に設置できます。リバーシブル設計で表裏に異なる案内を表示でき、場面に応じた2WAY運用が可能です。連結用の木製バーもラインナップし、マグネット掲示板としての機能もオプションで追加できます。
また、木の自然な色合いと温もりのある質感が視覚的に優しく、公共施設の木質化やイベント会場、城や寺院などの観光施設でも景観を損なわずに人の誘導が行えます。
【共感性】
KOLMIOは、「地域材を使って、地域でつくり、地域で使う」をコンセプトに、単なる安全用品ではなく「信州の森の恵みで人と地域を守る」というストーリーを持つ製品です。林業の活性化や、長野県特有の課題であるカラマツ過剰植林への利用促進を背景に発案されました。温暖化やマイクロプラスチックなどの環境問題に配慮し、化石燃料依存社会に一石を投じる。
ソーシャルプロダクトでもあります。
また、生産の一部を障がい者福祉作業所と連携して行い、「林福連携」を実現している点も評価されています。
【合理性】
針葉樹、とくにカラマツは板の反りや曲がりが課題となる素材です。
KOLMIOでは、反り止めとして褐色の広葉樹を上下に組み合わせ、構造的改良を施すことで、機能性と特徴的なデザインを両立しています。また、両面使用できるリバーシブル設計と折り畳み式構造により、省スペース収納が可能で、輸送・管性にも優れています。屋内使用を推奨していますが、含浸性ウレタン塗装による防水加工も施しています。さらに、ライセンス契約により、東京と長野(駒ヶ根・朝日村)の3社が生産を担い、売買契約(2025年11月で5社)を通じて全国への普及を目指しています。なっています。
【提案性】
長野県ウッドチェンジ普及促進支援事業の採択を受け、販売促進を進めてきました。
また、県議会議員(農政林務委員会)の視察受け入れや、中学校・養護学校、木材利用に関する講習会で講師を務め、森林循環や林業活性化の重要性を伝えています。
都市部でも木材の良さが見直され木質化が進む中、KOLMIOは新規性の高い商品として注目を集めています。
信州まつもと空港やホテル、長野県庁、松本地域振興局などで誘導具として採用され始め、寺院や歴史的建造物での活用も期待されています。
環境問題や社会課題に向き合う象徴的な商品として、企業からの問い合わせも増加しています。
分類
NAGANO GOOD DESIGN部門